ご挨拶

■CLOSE TO ONE ~身近な弁護士であること~

私が弁護士になろうと思ったきっかけは、弁護士が身近にいなかったからでした。

私は、東京都西多摩郡瑞穂町という人口約3万人ほどの小さな町で生まれ育ちました。電車も30分に1本程度しかなく、畑が広がるような田舎町です。
当然ながら、弁護士なんて1人もおらず、私は大人になるまで見たことも合ったこともありませんでした。

だからといって、法的問題がないわけではありません。
例えば、洪水防止のために、町に流れている河川の幅を広げる工事が行われることになり、友人の家が立ち退きとなってしまいました。その河川は一度も溢れたことはなく、果たして工事を行う必要があったのかと疑問に思っていました(ちなみに、その広げられた河川は、その後、水量が低下し干上がってしまい、水がほとんど流れなくなってしまいました。)
また、私の父も、早朝5時に会社に向かい、夜10時頃まで仕事をして帰宅するといった生活を繰り返し、とても疲弊していた時期があり、なんとかならないのかと子供ながらに思っていました。
しかしながら、このようなことは誰にも相談できませんでした。
弁護士が身近にいないことはもちろん、仮に知っていたとしても、敷居が高くて気軽には相談できなかったと思います。

私は、早稲田大学法学部に進学したことを契機として、「周りに誰もいないなら、私が弁護士になろう」と決意するに至りました。
そして、紆余曲折を経ながら、無事、弁護士となることができました。
今後は、日々、知識及び技術の研鑽に努めることはさることながら、当初の志どおり、敷居が低く、いつでも気軽に相談できるような「身近な」弁護士を目指して、日々精進したいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。

…ところで、本サイトの題名「CLOSE TO ONE」ですが、日本語に訳すと「身近」という意味です。
上記のとおり、「身近」な弁護士でありたいという意味を込めて、題名に掲げたわけですが、
「クローストゥワン」「クロサワ」「クローストゥワン」「クロサワ」・・・
音が近いのは偶然ではなく、私の使命なのではないでしょうか??

弁護士 黒 澤 真 志

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