ブログ

【解決事例】クレジットカードの不正使用分の代金相当額を返金してもらえた事案(債権回収)

当事務所では多岐に亘る分野の法律問題を取り扱っておりますが、ご参考のために解決事例の1つを紹介します。
※ 特定を避けるために事実関係を多少変更している部分もありますが、大枠部分は変えておりません。

【事案の概要】

40代の男性からのご相談でした。都内某所のレストランバーに行ったところ、財布からクレジットカード複数枚が抜き取られ、不正に使用されていたことが後に判明し、既に決裁されてしまった当該使用分の支払いを免れ、あるいは、引き落とされた分の返金を求めたいというご相談でした。


【当事務所の対応】

クレジットカード会社と交渉したところ、3社中2社は任意に応じてくれましたが、1社だけは簡単には応じてくれませんでした。そこで、「他の2社は応じてくれており、応じていないのは貴社だけである。」ことを改めて主張し、粘り強く交渉したところ、最終的には引き落とされた分の返金を認めてくれました。


【コメント】

上記の交渉は、「影響力の武器」という本に記載されている「社会的証明の原理」を利用しています。すなわち、他の2社は応じてくれており、これが正しい行為であることを印象づけて、残り1社に対し、拒絶という行為が不当であるかのような圧力をかけて、翻意させることに成功したと考えております。当事務所では、場当たり的な交渉を行うのではなく、しっかりとセオリーに従った交渉等を心がけております。

法律事務所DeRTA 弁護士 黒澤真志

 

関連記事

  1. 【解決事例】子の大学進学のために養育費の増額が認められた事案(離…
  2. 【解決事例】ご相談者にとって最も適切な遺言公正証書を作成した事案…
  3. 【解決事例】小規模個人再生の申立てを行い、再生計画の認可を得た事…
  4. 【解決事例】新規事業の立上げに伴い、法的整備を行った事例(企業法…
  5. 【解決事例】後遺障害を負ったとして損害賠償請求をした事案(損害賠…
  6. 【解決事例】祭祀承継の審判において、養子であったご相談者が指定を…
  7. 【解決事例】商標権に基づく類似する標章の使用の差止めを請求した事…
  8. 可能性に目を向ける

最近の記事

PAGE TOP