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可能性に目を向ける

平成29年5月28日に、株式会社ZAC様主催の青空チャリティーBBQが開催され、私もスタッフとして協力しました。
その後、同BBQにて集めた寄付金を、社会福祉法人全国重症心身障害児(者)を守る会様に受け渡す贈呈式があったので、私も同行させて頂きました。
常務理事の宇佐美様、及び副理事長の秋山様から、施設及び施設に入居あるいは通園されていらっしゃる方々についての話等を伺い、その後、実際に施設の中を見学させて頂きました。

株式会社ZAC代表の金森秀晃さんのブログはこちら↓

「子どもが死んだ1日後に死にたい」重症心身障害児をもつ親御さんが​、​そう「願わなくて済む」社会の実現を


   

私は、このような施設を見学させて頂いたのは初めてのことでした。
というのも、障害をもっている方々に対して、どのように接してよいのかわからなかったので、もしかしたら避けていたのかもしれません。

社会福祉法人全国重症心身障害児(者)を守る会様が運営されている「あけぼの学園」は、重症心身障害をもつ方を対象とされていました。
重症心身障害とは、重度の肢体不自由と重度の知的発達障害とが重複した状態をいい、その状態にある子供を重症心身障害児、そして成人された方を含めて重症心身障害者と呼ぶとのことです。
具体的には、IQが0から35で、かつ、体の動きが「寝たきり」あるいは「座れる」までの方を指すとのことでした。

みなさまは、もし自分がこのように生まれたら、どのように感じるでしょうか。
私は、正直、どうしてよいか分かりませんでした。絶望しかないのではないかと思っておりました。なので、そのような方々に対して、どのように接してよいのか分からなかったのだと思います。

しかし、実際に施設の方々の話や通園されている方々に会ってから、この考えは変わりました。それは、重症心身障害者の方々にも、

可能性がある

ということを知ることができたからです。

私は、IQが高くなく、体が不自由というだけで、勝手に可能性に蓋をして決めつけていました。
実際にお会いしてみれば分かりますが、重症心身障害者の方々も、しっかりと個性があり、それぞれ様々な反応を示します。職員の方の話では、しっかりと周りの方々の反応も受け取っているとのことです。
ということは、他人に対して、何かを与えられる可能性を秘めていることは間違いありません。実際に、絵を描く芸術家になられた方もいらっしゃるようです。また、ご自身の人生を楽しめる可能性があることも間違いないと思います。
職員の方々も、それぞれの可能性に向き合って真摯に対応されている様子が伺え、印象的でした。

私も、今後はそれぞれの方々が持つ「可能性」に目を向けて、接していければと思います。

宇佐美様及び秋山様の話では、重症心身障害者を対象とする社会福祉法人様の施設は、どこも赤字経営が多いとのことでした。なので、BBQに参加頂いた皆様から頂いた寄付金が、非常に貴重なものであったことは間違いありません。
この場を借りて、改めて御礼申し上げます!

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