ブログ

【解決事例】推定相続人の廃除の申立てに対し、却下する旨の裁判を得た事案(相続)

当事務所では多岐に亘る分野の法律問題を取り扱っておりますが、ご参考のために解決事例の1つを紹介します。
※ 特定を避けるために事実関係を多少変更している部分もありますが、大枠部分は変えておりません。


【事案の概要】

30代男性からのご相談でした。被相続人との間で養子縁組をしていたところ、被相続人が遺言で、ご相談者について推定相続人から廃除する旨の意思表示をしており、相続開始後、遺言執行者から、家庭裁判所に対して、廃除の請求がされたとのことでした。


【当事務所の対応】

家庭裁判所において、ご相談者様と被相続人との関係が、同人の生前、揉めた時期があったとしても、比較的良好であり、「被相続人に対して虐待をし、若しくはこれに重大な侮辱を加えたとき、又は推定相続人にその他の著しい非行があったとき」(民法892条)に該当しないことを主張しました。その結果、家庭裁判所の審判において、無事、廃除の事由に該当しないとの判断を得ることができました。


【コメント】

当事務所では、あまり多くない特殊な事案も数多く取り扱っております。どのようなご相談でも、まずはお気軽にご連絡ください。


法律事務所DeRTA 弁護士 黒澤真志

 

関連記事

  1. 【解決事例】強制執行により賃貸物件から退去させた事案(不動産)
  2. 【解決事例】業務委託料の請求を阻止し、控訴審で逆転勝訴判決を得る…
  3. 【解決事例】遺産分割に際しての仮分割により預貯金の前払いを受けた…
  4. 【解決事例】投資家からの資金調達やストックオプションの発行を実行…
  5. 【解決事例】顧客の引抜き等に対して損害賠償請求をした事案(損害賠…
  6. 【解決事例】水漏れに対して損害賠償請求をした事案(損害賠償)
  7. 【解決事例】事前に事務所の明渡しを行い、管財事件の予納金を低く抑…
  8. 【解決事例】2ちゃんねるの投稿について削除請求が認められた事案(…

最近の記事

PAGE TOP