ブログ

【解決事例】祭祀承継の審判において、養子であったご相談者が指定を受けることができた事案(相続)

当事務所では多岐に亘る分野の法律問題を取り扱っておりますが、ご参考のために解決事例の1つを紹介します。
※特定を避けるために事実関係を多少変更している部分もありますが、大枠部分は変えておりません。

【事案の概要】

60代男性からのご相談でした。養子ではあるものの被相続人から後継者として育てられた経験を有していたご相談者が、被相続人の妻から祭祀承継者であることを否定されたため、祭祀承継者として認めて欲しいということを希望されていました。そこで、被相続人の妻らを相手方として、祭祀承継の調停を申し立てました。


【当事務所の対応】

調停では話し合いがまとまらなかったため、事件は審判に移行しました。その中で、丁寧な主張・立証を繰り返した結果、当方の主張が全面的に認められました。


【コメント】

相手は被相続人の妻であり、被相続人が遺言では妻に対して多くの相続分を指定していたので、当方の主張が認められるか否かは微妙な事案でしたが、過去の経緯を丁寧に主張・立証し、また相手の主張に矛盾する証拠を提出できたことが良い結果につながりました。ご相談者のご希望はもちろん、被相続人の遺志も実現できたと思うので、とても良い結果だと思います。
当事務所では、特殊な分野も含めて幅広く対応しておりますので、どのようなご相談でもお気軽にご相談ください。


法律事務所DeRTA 弁護士 黒澤真志

 

関連記事

  1. 【解決事例】顧客の引抜き等に対して損害賠償請求をした事案(損害賠…
  2. 【解決事例】ご相談者にとって最も適切な遺言公正証書を作成した事案…
  3. 【解決事例】業務委託を行ったところ労働契約であるとして残業代等を…
  4. 【解決事例】借地権の譲渡許可において通常よりも高額な承諾料を得ら…
  5. 【解決事例】2ちゃんねるの投稿について削除請求が認められた事案(…
  6. 【解決事例】クレジットカードの不正使用分の代金相当額を返金しても…
  7. 【解決事例】自己破産をせず消滅時効の援用で解決でき事案(破産)
  8. 【解決事例】的確な初動対応により早期に離婚できた事案(離婚)

最近の記事

PAGE TOP