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相続

【解決事例】推定相続人の廃除の申立てに対し、却下する旨の裁判を得た事案(相続)

kurosawa masashi

当事務所では多岐に亘る分野の法律問題を取り扱っておりますが、ご参考のために解決事例の1つを紹介します。
※ 特定を避けるために事実関係を多少変更している部分もありますが、大枠部分は変えておりません。


【事案の概要】

30代男性からのご相談でした。被相続人との間で養子縁組をしていたところ、被相続人が遺言で、ご相談者について推定相続人から廃除する旨の意思表示をしており、相続開始後、遺言執行者から、家庭裁判所に対して、廃除の請求がされたとのことでした。


【当事務所の対応】

家庭裁判所において、ご相談者様と被相続人との関係が、同人の生前、揉めた時期があったとしても、比較的良好であり、「被相続人に対して虐待をし、若しくはこれに重大な侮辱を加えたとき、又は推定相続人にその他の著しい非行があったとき」(民法892条)に該当しないことを主張しました。その結果、家庭裁判所の審判において、無事、廃除の事由に該当しないとの判断を得ることができました。


【コメント】

当事務所では、あまり多くない特殊な事案も数多く取り扱っております。どのようなご相談でも、まずはお気軽にご連絡ください。


法律事務所DeRTA 弁護士 黒澤真志

 

ABOUT ME
弁護士 黒澤真志
弁護士 黒澤真志
代表
2009年12月に弁護士登録(登録番号41044)し、アクト法律事務所にて勤務した後に2019年4月に独立し、法律事務所DeRTA(デルタ)を設立。 会社の顧問業務から訴訟事件まで数多くの事件をこなし、東京地方裁判所の破産管財人や東京簡易裁判所の司法委員も担当している。 著書に「解雇事例をめぐる弁護士業務ガイド」(三協法規)共著、「離婚・離縁事件実務マニュアル」(第3版)(ぎょうせい)共著、「遺産分割実務マニュアル」(第3版)(ぎょうせい)共著、「新破産実務マニュアル」(全訂版)(ぎょうせい)共著、「遺言書・遺産分割協議書等条項例集」(新日本法規)共著など。
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