ブログ

【解決事例】第一審で敗訴した事件について控訴審で減額に成功した事案(債権回収)

当事務所では多岐に亘る分野の法律問題を取り扱っておりますが、ご参考のために解決事例の1つを紹介します。
※ 特定を避けるために事実関係を多少変更している部分もありますが、大枠部分は変えておりません。


【事案の概要】

40代の外国人の経営者様からのご相談でした。飲食店を経営していたところ、経営難に陥り、店舗と賃貸人と交渉の結果、すぐに退去するのであれば、未払い賃料等の債務を免除する旨合意し、すぐに退去したにも拘わらず、約4年後に当該債務の弁済を請求されたという事案でした。第一審はご本人が訴訟追行したところ、敗訴してしまったため、改めて控訴のご相談いただきました。


【当事務所の対応】

債務免除の合意を裏づける証拠が全くなかったため、法的には争うことが難しい事案でしたが、倫理的な側面などを含めた交渉材料を見出した結果、最終的に約100万円の債務の減額をしてもらうことができました。


【コメント】

最終的に認めてもらうことが困難な事案であっても、可能な限りの主張・立証は尽くす必要があります。このようなプロセスを経ることによって、良い結果に繋げることができます。


法律事務所DeRTA 弁護士 黒澤真志

 

関連記事

  1. 【解決事例】投資家からの資金調達やストックオプションの発行を実行…
  2. 【解決事例】供託金の取戻請求権に対して転付命令を得て債権回収を行…
  3. 【解決事例】子の大学進学のために養育費の増額が認められた事案(離…
  4. 【解決事例】業務委託料の請求を阻止し、控訴審で逆転勝訴判決を得る…
  5. 【解決事例】ご相談者にとって最も適切な遺言公正証書を作成した事案…
  6. 【解決事例】学校事故において損害賠償を認めてもらえた事案(損害賠…
  7. 【解決事例】クレジットカードの不正使用分の代金相当額を返金しても…
  8. 【解決事例】刑事告訴により犯人の逮捕に至った事案(刑事事件)

最近の記事

PAGE TOP